NTRANDTRIANGULAR

三角分布に従う疑似乱数を返します。乱数は超長周期 (219937-1)、 かつ高次元均等性(623次元)を備えたMersenne Twister アルゴリズム を基に生成されます。

書式

NTRANDTRIANGULAR(

  • Size,
  • Min,
  • Max,
  • Mode,
  • Algorithm,
  • Random seed1,
  • Random seed2
)

 

引数

  • Size乱数の個数を指定します(正の整数)。
  • Min 分布の下限値 a を指定します。
  • Max 分布の上限値 b を指定します。
  • Mode 分布の最頻値 c を指定します。
  • Algorithm 一様乱数を生成するアルゴリズムを下記の3つから選択します。この引数は省略することができます。
    • 0: Mersenne Twister(2002)
    • 1: Mersenne Twister(1998)
    • 2: Numerical Recipes ran2()
  • Random seed1 第1乱数シードを指定します。この引数は省略することが出来ます。
  • Random seed2 第2乱数シードを指定します。この引数は省略することが出来ます。

解説

  • 分布のパラメータは a < c < b を満たす必要があります。
  • 乱数x は、[0,1] の一様乱数Uから、
    x=\begin{cases}\sqrt{U(c-a)(b-a)}+a\;&\left(U<\frac{c-a}{b-a}\right)\\-\sqrt{(1-U)(b-c)(b-a)}+b\;&\left(U\geq\frac{c-a}{b-a}\right)\end{cases}
    として計算されます(逆関数法)。

使用例

  • 使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
    その方法は?
    1. 新しいブックまたはワークシートを作成します。
    2. ヘルプ トピックにある使用例を選択します (行番号および列番号を除く)。

      Selecting an example from Help

      ヘルプから使用例を選択する

    3. Ctrl キーを押しながら C キーを押します。
    4. ワークシートのセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。
    5. 計算結果と結果を返す数式の表示を切り替えるには、Ctrl キーを押しながら ` (アクサン グラーブ) キーを押すか、または [ツール] メニューの [ワークシート分析] をポイントし、[ワークシート分析モード] をクリックします。
     
    1
    2
    3
    4
    5
    6
       
    AB
    データ説明
    1 Lower limit of support
    3 Upper limit of support
    1.4 Mode of the distribution
    数式 説明(計算結果)
    =NTRANDTRIANGULAR(100,A2,A3,A4,0) 100個の三角乱数を Mersenne Twister アルゴリズムで生成します。
    メモ: この使用例の数式は、配列数式として入力する必要があります。使用例を新規ワークシートにコピーした後、A6:A105 のセル範囲 (配列数式が入力されているセルが左上になる) を選択します。F2 キーを押し、Ctrl キーと Shift キーを押しながら Enter キーを押します。この数式が配列数式として入力されていない場合、単一の値 2 のみが計算結果として返されます。
  • サンプル Excel シートをダウンロード
  • チュートリアルビデオを見る

参照

 
Share

Comments are closed.